このたび、このサイトのカテゴリー〈日常の倫理的テーマを考察する〉にサブ・カテゴリーを設けることにいたしました。具体的には〈ジェンダー・セクシャリティ〉や〈動物倫理・環境問題〉などです(今後もっと増やしていきたいです)。
なぜこのようにしたかと言いますと、日常の倫理的テーマを思い付きで投稿していくよりも、シリーズ化することで、よりそのテーマに関してはっきりとした全体像が浮かんでくると考えたからです。
さらに、あるテーマを1回で完結させるのではなく、現在進行形で開かれた形にしておくことで、以前の投稿の意見を修正したり、訂正したりすることも可能になります。「自分の意見はひょっとしたら間違っているのではないか」と懐疑し、「ああでもない、こうでもない。」と考え続けることが、このサイトの目的です。
ここで私のスタンスを書いておきたいと思います。たとえば「選択的夫婦別姓問題」や「人工妊娠中絶問題」など、賛否両論激しい議論が交わされている問題につきましては、「片方の立場からもう片方を一方的に断罪しない」スタンスを取るということです。
したがって私の個人的な意見がどちらかの立場に立っていたとしても、なるべくそれを前面に出さずに、両者の主張を理解しようとする姿勢を保ちたいと思います。もちろん、文章の端々から私の主張が読み取れてしまう場合もあるとは思いますが。
たとえば、「家父長制度を信奉する人は、古い価値観に縛られている。」、「自分の快楽が大切だから、地球がどうなったってかまわない。」というような言説に対して、肯定も否定もせず、その人がどのような理由でそのように考え発言するにいたったか、を考えます。
自分の中ではっきりとした価値観・正義感をお持ちの方は、「なんでそんな間違った意見を考慮しなければならないのか」と感じるかもしれません。しかし、その価値観・正義感と逆の価値観をもった人は、あなたに対してまったく同じことを言いたくなるのです。「なぜそんな間違った正義を主張するのか?」と。
両者の間に合意ができる〈中間点〉が存在するような問題であれば、妥協点を模索することも一策です。もし〈中間点〉を設けることができないような問題であった場合は、〈メタレベル〉からその問題を解決する糸口がないか考察します。
もう一つ心がけたいことは、「自分の誤りは素直に認め修正していくという態度」です。事実誤認はもちろん、私の書いた文章に隠れた先入観や偏見がありましたらどうかご指摘いただきたいと思います。
(相手へのリスペクトを保ちながら、「違うことは違う」と言える関係を構築するのが目標です。反論をしてもらって、ますます相手のことが好きになれれば素晴らしいですね。)
最後に、〈日常の倫理的テーマ〉と言いましても、私の思いつくレベルは大した拡がりは持ちえないので、様々な書籍の力を借りることになると思います。私のスタンスは、著者への敬意を込めて、著作権を意識し、できましたらこのサイトをお読みになった方も直接その本をお手に取っていただきたいというものです。
(書物の販売を促進して、出版社・書店様を援助したいです、笑。)